中国 封印された超常現象

妙佛

中国と言えば中国共産党という専制的な独裁政党が全統制支配する巨大な人工国家。

共産党が掲げるマルクス主義は完全に唯物主義的なイデオロギーです。そのため、党の公式見解は、超常現象は愚かで頑固な迷信に過ぎず、共産主義とは相容れない非科学の典型に過ぎず、党は今日まですべての迷信を破壊し、根絶するために人々を教育し続けています。

しかし、一方で、「仙狐」や「風水師」と呼ばれる霊能者は中国人の生活に深く根付いています。彼らの言葉や行動が人々の行動に大きな影響を与える土壌は、今日まで残っています。

そのため、中国政府はそのような超常現象を専門に調査・研究する特別な機関を設立しました。それが「第091気象研究所」です。この研究所には3つの使命があります。 「社会に大きな影響を与える可能性のある怪奇現象の調査」「超常現象に関する情報の管理と独占」「情報と世論のコントロールにより、中国共産党を守り、最終的には共産主義体制を維持する」

そして、これらの活動の過程で、研究所は超常現象の存在を自明のものとして認識し、確認するようになったようです。本書では、091気象研究所が取り組んできたとされる数々の超常現象が明らかにされています。

取り上げられている怪奇現象は極めて多岐にわたります。たとえば、死体を運ぶ手間を省くために死者自身が歩く謎の呪術「帝死」。つまりキョンシー。気象研究所はこの現象を否定するために、テレビやインターネットを通じてわざとトリックだという説を広めましたが、真相は謎のままです。

一方、長白山の「天池」と呼ばれる湖に住むとされるUMA「水怪」もいます。その正体についてはさまざまな説が唱えられているが、最終的には中国と北朝鮮の共同研究によって現代に蘇った恐竜である可能性が「高い」という驚きの結論に至った。

著者の妙峰氏は、中国情報に特化したウェブパワースポットサイト「中国謎情報」の編集長。中国語、英語、日本語が堪能な謎の人物。中国政府の中枢に近い情報網を持つとも言われており、その力は文字通り無限大……。

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